手ぬぐいあれこれ研究室

色が混ざりあう場所に。──注染でつくるオリジナル手ぬぐい

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色が混ざりあう場所に。──注染でつくるオリジナル手ぬぐい

夜のキャンプ場と、カリフォルニアの市場。
まったく違う景色が、同じひとつの技法から生まれました。
染料と染料が出会うところに、やわらかなにじみが生まれる。
注染という染め方で、二つのオリジナル手ぬぐいをお作りしたお話です。

注染だから、できること

注染は、型を置いた生地の上から染料を注ぎ込んで染める技法です。生地の裏側まで染料が抜けるため、表と裏の区別がありません。
いちばんの特徴は、色と色の境目です。隣り合う染料はゆるやかに混ざり合い、輪郭がわずかに滲む。この「ぼかし」は、印刷では再現しきれない、湿度のある階調を生みます。
ですから注染は、空や水、光や影といった、移ろうものを描くことを得意としています。ロゴやイラストも、輪郭がやわらぐことで、機械では出せない手仕事の温度をまといます。
一枚ずつ、職人の手で染める。だからこそ、同じ型でも一枚として同じものはありません。その揺らぎを味方につけられるかどうかが、注染を選ぶかどうかの分かれ道です。

夜の色を、どう染めるか。|ピークス株式会社(ランドネ)様

| ご相談から

「自然・旅」をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方を探す人々を応援するメディアブランド、ランドネ様。オンラインイベントの限定グッズとして、マスコットキャラクターが夜のキャンプを楽しむ場面を一枚にしたい、というご相談をいただきました。

| 染めのこと


難しかったのは、「夜」という時間そのものの表現です。異なる色の染料が交じり合う注染の特性を活かし、闇と灯りのあいだにある空気の色を探りました。輪郭をくっきりと切るのではなく、にじませる。その判断が、この一枚の温度を決めています。

| 届いたかたち

吸水性や速乾性といった、アウトドアシーンに欠かせない機能はそのままに。広げれば、あの夜のたのしさが戻ってくる。ポケットから取り出すたび、山で過ごした時間と、イベントに集まった人たちの記憶が呼び起こされる。そんな、愛着の湧く一枚となりました。

▸ DATA
  • クライアント名:ピークス株式会社(ランドネ)様
  • 染色:注染
  • 生地:特岡
  • サイズ:約35×90cm
  • 用途:オンラインイベント限定グッズ

クライアント情報

ランドネ 公式WEBメディア(FUNQ)
https://www.funq.jp/randonnee/

 

サンフランシスコの市場を、一枚に。|Bernal Cutlery 様(California, USA)

| ご相談から

和包丁と洋包丁、その両方を扱うサンフランシスコの専門店「Bernal Cutlery」様。包丁をはじめとするキッチン雑貨を通じて、日本とアメリカの文化を橋渡しされているお店です。そのお店らしい一枚を、というご依頼でした。

| 染めのこと

モチーフに選んだのは、カリフォルニアの名高いマルシェで食材を選ぶ風景。人の賑わい、積まれた野菜、抜けるような空。注染ならではのぼかしを活かし、輪郭を締めすぎない、光のある染まり具合に仕上げました。

| 届いたかたち

現地では、鋼の包丁を手入れする頼れる相棒として。あるいは、くり返し使えるギフトラッピングとして。壁にかけて、部屋を彩る一枚として。日本では思いつかないような自由な使い方で、手ぬぐいという道具と、その背景にある日本の文化を楽しんでいただいています。

▸ DATA
  • クライアント名:BernalCutlery(California,USA) 様
  • 染色:注染
  • 生地:特岡
  • サイズ:約35×90cm
  • 用途:店舗オリジナル商品

クライアント情報

Bernal Cutlery
https://bernalcutlery.com/
+1 (415) 355-0773
766 Valencia St, San Francisco, CA 94110 USA


あなたの一枚は、どんな色をしていますか

一枚の手ぬぐいは、渡した相手との会話をつくります。「これ、どうやって染めているの」と聞かれるところから、その先が始まる。

図案がまだ固まっていなくても、枚数の見当がついていなくても構いません。どんな場面で、どなたに手渡したいのか。そこからご一緒に考えます。


ORIGINAL ORDER 会社やお店のノベルティ、イベントの記念品はもちろん、ご結婚やご出産のお祝いなど幅広くご利用いただけます。
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