GOOD CHOICEなSTYLE
旅先で気づく、風呂敷の心地よさ
旅先で過ごした時間は、不思議と細かな場面まで記憶に残るものです。
朝早く起きて歩いた静かな街並み。
偶然見つけた小さな喫茶店。
予定にはなかった寄り道。
旅を思い返すとき、私たちは観光地の名前よりも、その時に感じた空気や景色を思
い出しているのかもしれません。
だからでしょうか。
旅の持ちものにも、ついお気に入りを選びたくなります。
着慣れた服。
読みかけの本。
何度も使っているバッグ。
そして、ときどき一枚の風呂敷。

風呂敷は、旅のためにつくられた道具ではありません。
けれど旅へ持っていくと、その存在の心地よさにあらためて気づかされます。
荷物をまとめたり、お土産を包んだり。
ときにはバッグ代わりになり、ときには荷物置きになる。
使わない時は小さく畳まれ、必要な時だけそっと姿を変える。
主役ではないけれど、あると少し嬉しい。
そんな存在がひとつあるだけで、旅は少し心地よくなるのかもしれません。